これでいいのか日本の食料事情


■ 商談会  2015/11/13

先日ある商談に伺った。

メーカーがブースを出し商品を紹介する。
仕入関係者に来てもらい、名刺交換をする。

この仕組みはそろそろ制度疲労を起こしていると感じる。

東京の一等地のホテルのイベントホールを借り、
沢山の行政関係者を動かし、費用対効果は合うはずもなく、
疑問が多い。

これからのやり方は、相互方向のやりとりが重要となる。
事前の情報発信をして、予め興味のあるバイヤーに絞った提案が大切である。

いずれにしても、総合的な商談会ではなく、カテゴリーを絞り、
小さな商談会を繰り返す事である。
関係性を深める事が重要となる。

従って、対応側も大手企業ではなく、中規模以下の事業者を大切にする必要がある。
行政も取引先のネームバリューに振り回されない対応が必要である。

大手企業は異動があり、担当者が変わり、ゼロベースになる場合もある。
小さなところは、役員クラスが対応する場合が多く、長続きする事が多い。

商談会もそろそろ目的を変える時期に来ているようである。
イノベーション、いうのは簡単ではあるが、実際は誰もやりたがらないのである。

■ 寄稿  2015/11/12

最近毎月のように、農業系の雑誌に書かせてもらっている。

文章は得意ではないが、現場の人たちに少しでも響けばと思い書いている。

その思いが伝わったのか、ある町から月刊の広報誌の一部を書いてほしいと依頼があった。
締切があるので、結構きついが、お受けする事にした。

言われた事が『鈴木さんの文章は元気が出る!』なんか嬉しかった。
自分の拙い文章が、読んでくれた人のココロを動かす事、胸が一杯になった。

私が常に大切にしている言葉がある『やり方ではなく、在り方』
少しは実践出来ているかな。そうはいってもやり方(文章力)を磨く事も忘れないようにしないとである。

新しいお仕事のステージを用意してくれて、本当に感謝である。

■ コンクール  2015/11/08

先日、岩手県主催のふるさと食品コンクールの審査委員長を依頼された。
県の農林水産部が主体の内容なので、生産者が前に出る内容のはずが!

どこどこのシェフが監修、
リーフレットにはシェフの写真が一番目立つところに出ている。
これって本当に価値になるのか?私は疑問である。
成長期のビジネスの典型であると感じる。

今のような成熟社会において、質の良いお客様が求める事は、
虚ではなく、実である。
どんな生産者が、どんな気持ちで作っているのか、
その部分をもっと知りたいのである。

シェフやプロデューサーは基本は脇役である。
そう考えると、こういうコンテストも、
私たち関係者より、お金を出すお客様を中心に考えた方が良い。

成熟期に合せた、内容にする必要がある。
慣例主義から脱皮する時期に来ているようである。

追伸
テレビで紹介されたようだ。

■ セミナー  2015/11/06

今位の季節から、年度末に掛け、
農業者向けのセミナーは各地で開催される。

行政や、大学、支援機関が主催の場合が多い。
しかし、農業者の意識改革には全くならない場合が多い。

いい話し聴いたな〜と帰ると今まで通り、
ワークショップをやっても、楽しかった〜
翌日にはいつもの通り。

結局、実践とココロが伴わないからである。
自分事になった時、当事者は大きく変化する。

手法論の答えは、今のような成熟社会では誰も持っていない。
それを知る事が大切である。

ココロと行動を一致させる、セミナーが必要である。
ココロや行動を変えるセミナーは習慣を変える事でもあるから、
心地良くない場合が多い。

だから誰もやりたがらない。

海外に行き英語を話せたら良いと誰もが思う。
しかし、話せるようになるのは、ほんの一握り!

何が違う!
面倒な行動を起こしたか、起こさなかったかである。

何処かの成功事例を聴くと、モチベーションは上がる。
しかし、何かやろうとすると、農業者はまず家族とぶつかる・・・
そこで諦めてしまう。その繰り返しである。

やり切る事に一番必要な事は、大きな事ではなく小さな一歩を確実に踏み出す事
そして、好奇心があれば大丈夫である。

ある程度まで一緒に行く、伴走者が大切である。
自分プロデュースのプロデューサーやシェフではなく、
黒子に徹する覚悟がある人である。

その部分を私はやり切ろうと思う。
そして、人財育成がお役目のようである。

■ 離職率  2015/10/31

農業は他の業界に比べれば、離職率は高い。

理由は幾つかあるが、農業の場合、家族経営が多い。
正直、きつくて単調な作業が多かったりする。
だからこそ、経営側はコミュニケーションをきちんと取り、
何を目指しているかを常に語る必要がある。

家族内のコミュニケーション不足のところも多く、
この位は分かっているだろうという思い込みが強い。

また、働く側も農業はのんびり自分のペースで仕事が出来ると思って
やって来る場合がある。

いずれにしても、常にコミュニケーションを取る必要がある。
人間は良くも悪くも忘れる事が多い、温度差も大きい場合が多い。
即戦力になる人材はなかなかやって来ない、根気良く育てる必要がある。

離職率を下げるには、本音のコミュニケーションが大切であると最近強く思う。

■ データ改ざん  2015/10/30

メディアで色々騒いでいる建築物のデータ改ざん。

あまりに広がり過ぎたので、そろそろメディアが引き始める。
答えは簡単、住宅系の販売が落ち込み広告収入が減るからである。

また、マンションなでの住宅は、オリンピックまでは投資を含めた
景気を引っ張る材料となる。
それに水を差されると、消費税アップの機会を失うからである。

こうやって、既得権が働き民は犠牲にされる。

農政も全く同じである。
ウルグアイラウンドで、沢山の箱物を作り、結果は放置施設の多い事、
次はTPPでどんな対策を打つのであろう。

もう箱もコンクリートも必要ない!
大切なのは、現場の意識改革である。

しかし、従順な農民と、国民にしておいた方が一部の人たちには都合が良いのかも!

百姓一揆が必要かもしれない。
昔のような、力ではなく、情報を活用した一揆ですかね。

メディアのデータ改ざんにも注意です。

■ 維新  2015/10/29

政党助成金でゴタゴタしている党がある。

明治の維新という言葉が一人歩きしているが、
薩長の作った、幻想である。

欧米列強に踊らされ、大切なものをなくしてしまった。

関連はないが、今回の維新の内輪揉めは本当に醜い。
政党助成金という金に目がくらんでいる。
金の切れ目が縁の切れ目! 昔も今も変わらない。

農業はどうか。
補助金の付く作物に農民はなびく。
飼料米になり、大豆になり、そばになり・・・

農政は一体何を考えているのだろうか?
この国に一番足りないのは、いつも哲学と戦略である。
それは、国も農民もである。

これからも大きく変わる事はないだろう。
大きく変わる時は、外圧か戦争などの異常事態以外にはない。
歴史を見れば明らかである。

■ 世界遺産  2015/10/28

登録が決まると一斉に喜びのポーズ!

何事もそうであるが、未来に向けて維持管理をする事となる。
一過性であれば、楽であるがずっと続く事を考える必要がある。

それは道路も同じである。
復興支援道路といって、県内各場所に建設されている。
今後沿岸地域に人口が増える見込みはない。

道路は一度作れば、維持管理費用が発生する。
それは、後世への負の遺産となる。

地方にいて感じる事は、全てにおいて設備過剰だという事である。
人口は減少して、過剰の設備はいずれ修繕の時を迎える。

沢山の農地を潰し、道路を作り、ショッピングセンターを建てる。
この国の根幹産業は、農業を含め物作りである。
物を作り付加価値を付け、海外に輸出する。
今も昔も変わる事はない。

それ以外で豊になるためには、植民地という資源か奴隷がいなければ難しい。
敗戦後、世界から注目を集めたのは、植民地も資源もない国が、先進国に復活した事である。

今は残念ながら、その遺産で食いつないでいる状況である。
急激に成長して、急激に衰退した国という世界遺産にならない事を祈る。

■ 地銀の合併  2015/10/27

地方銀行の存在意義が問われている。

地方で仕事をしていて感じる事は、
職員のエリート意識の高さである。

財政規模が少なく、魅力がないため大手銀行は進出していなのに
どうも勘違いしている職員が意外と多い。

そして、いよいよ地方銀行の合併が始まったのである。
昔のように、不良債権が多く経営が立ち行かないというのではなく、
人口減少社会を考え、未来に向けた合併である。

競争が激しい、首都圏で起こり始めた。
地方はそういう動きには鈍いのである。

凄い勢いで人口減少が進んでいるのに、変る事を好まない。

農業も似たところがある。
TPPが決まり、色々なものが変わるのに、動こうとしない。
まずは様子を見る。どこかの地域がやったらそれからやる。
結果的に、マーケットの取り合いとなる。

失敗を恐れるあまり、大切なチャレンジを怠っている。
この国に蔓延する失敗恐怖症を払拭しないと!

地銀の積極的な合併に、拍手である。

■ マーケティング  2015/10/23

今では、当たり前に買えるようになった、ノルウェーサーモン、
日本に入って来た当時は全く売れなかった。

売れるようになったのには理由がある。
日本人の好む魚を徹底的に研究した。

色、食感、味、そして現在の形になっている。
養殖なので、基本的にはエサの設計で、どれも解決出来るのである。

北欧諸国は、自国の経済では立ち行かない事は明白である。
だから、産業を極限まで効率化して、世界で勝てる商品づくりをやっている。

日本は? 結局中途半端な物が多い。
ガラケーが良い例である。グローバルスタンダードには完全に乗れなかった。

郷に入れば郷に従え!
TPPを受け入れた以上、その国に合った、商品作りが大切である。
お客様の価値と、作り手の価値を一致させる。

なかなか自分たちでは分からない。
だから私たちのような仕事があるのである。

マーケティングとは、身近で面白いのである。

■ 憤慨  2015/10/22

先日、ある地域で起った話しである。

私が6次産業化でアドバイザーとして入っている地域である。
地道に現場を周り、行政と生産者で役割分担をしながら、
街づくりの良い方向性を模索しながら進めていたのである。

そして、ある程度の方向性を提案して、みんながやる気になっていたところに、
本店から、落下傘部隊が降りて来て、これでやって下さい、私に任せておけば大丈夫という
アドバイザーがやって来た。

上意下達、地方はお上には逆らえない・・・

今のような成熟社会では、判断はトップダウンで、スピーディに
行動は、現場重視でボトムアップ型がなじむのである。

大切な事は、地域の人たちも一緒に作り上げる、当事者意識である。
自分の力の無さに憤りを感じた、出来事である。

振り回されないよう、私は現場を大切にした取組を続けて行く覚悟だ。

ブレナイでやり続けるだけである。

■ 議員  2015/10/21

某女性代議士が、秘書の有罪で謝罪をしていた。

法律上は問題ないので、議員を続けます。

法律は人間が生きていくための最低のルールであり、
それを守れば良いという話しではない。

人の上に立つ、議員には倫理感が必要である。

更に上には、志や気概が必要なはずだ。
支援者と色々話し合って議員を続ける事にしました。

開いた口が塞がらない!
政治のサラリーマン化、優等生化、深刻である。

こんな人たちにTPPを含め未来を託して良いのか疑問である。

民主主義とは、単純な多数決で良いのであろうか。
資本主義を含め、制度疲労が顕著になっているようである。

それにしても、与党も出処進退は本人が決める、これで良いのか?
倫理・道徳・武士道精神の国は何処!

■ 欠陥マンション  2015/10/20

テレビが問題のマンションを連日放送している。

何処に問題があったのですかね〜 建築関係の専門家が色々話しをする。

根本は何か、人を思いやる気持ちの欠如だと私は考える。
下請けに対しての、義理も人情もない値下げ圧力である。

テレビ関係も、食のビジネスも構図は同じである。
大企業だけが生き残り、現場を支える中小企業はどんどん衰退している。
一番の問題は、高齢化である。
若い人たちは、大手企業や、公務員を目指す・・・

足場を支える中小企業がなくなれば、一番困るのは大企業である。
この国に資源はない、サービス業だけでは経済は成り立たない!
現在の生活レベルを維持するのであれば、付加価値を付けた輸出が必要になる。

『ものづくり』をもっと考える必要がある。それは結局ヒトづくりに行き着く。
今のような、答えのある問題を解くのではなく、答えの無い答えを考え続ける
タフな気持ちが必要である。

テレビを見ながら、そんな事を考えていた。
頑張れニッポン!

■ プロモーション  2015/10/15

当社のPR用の映像が出来ました。https://youtu.be/hyK77tSnHO4

■ イノベーション  2015/10/14

安倍首相が、演説の時に繰り返していっていた、『イノベーション』
虚しく聞こえたのは私だけだろうか?

現在のイノベーションや改革を起こす時には、
コンセプトを徹底的に絞る必要がある。

そして、行動も絞って、効果が出るまで徹底的にやる事が求められる。

『一億総活躍社会』・・・ こんなバカな事をいっている政治は必要ない!
これは何もやらないと宣言しているような物である。

イノベーションが一番必要なのは、政治とそれを具体的に動かす役人ではないか。
何事も言うは易し、行うは難しである。

言葉の重さもっと考えてほしい。
イノベーションはそう簡単ではないのである。

■ ノーベル賞  2015/10/07

今年のノーベル賞が発表になった。

実は梶田さんの実家は、私の自宅から目と鼻の先、200m位である。

それはどうでも良いが、スーパーカミオカンデの研究は、
尋常ではなかったらしい。
小柴先生がノーベル賞を取るまでは、予算が莫大に掛かるので、
役人や議員の止めろという圧力は相当強かったとの事である。

しかし、ノーベル賞を取ってから、手のひらを返したようである。

日本がなぜ、沢山のノベール賞が出るのかという事が、
外国からの注目を集めている。
答えは幾つかあるが、チームで物事やり遂げる協調性を大切にする民族だからかもしれない。

しかし、それを民間で活用するとなると、外資にやられてしまう場合が多い。
どうしても、学と産との距離があるように思う。

産学のコーディネーターも最近は多いが、
大学出身のコーディネーターは役に立たない場合が多い。

お金を動かした事のない人がやっても、スピード感と
根本的な発想が違うのである。

農業も含め、日本が世界で生きて行く道は、
輸入原材料や、生産物に付加価値を付けて、海外に輸出する。

資源がない、日本はそうやって生き残るしかないのである。
一番重要な事は、それを担う人材育成であり、
覚える人間を作るのではなく、考え、行動出来る人材育成が急務である。

今のままでは貿易赤字は増える一方で、国力がドンドン落ちて行くのである。
ノーベル賞を取るのは手段で、活用される事が目的になってほしい。

■ マイナンバー  2015/10/06

熱狂的にスタートした、マイナンバー・・・

ところで、住基ネットはどうなったのだろうか?
沢山の税金を使い、殆ど活用されていない。

メディアも含め、誰もその事には触れない。
全く検証されない、戦略のないこの国の仕組み、
これで大丈夫なのか?

国立競技場しかり、手柄は取りたいが、責任は取りたくない。
それがまかり通る国、日本!

TPPもマイナンバーも結局トラブルがあっても、誰も責任を取らないのである。

少なくとも、税金を投入した以上、検証が必要である。
この国の倫理観、マネーに狂わされたようである。

■ TPP  2015/10/05

甘利大臣が嬉しそうに、コメントしていた。

グローバル化で何が起こるか、歴史を見れば明らかである。
強いところがより強くなるという事である。

FTAなどの個別の国ごとの関税の取決めで何が悪いのだろうか。
日本のように、地政学的に考え、安易な市場開放は疑問である。

但し、現在のような非効率な農家は変る事が求められている。
農業として考える必要がある。

いずれにしても、食は安全保障と考える事が大切である。
安ければ何でも良いという事ではなく、
最終的な『国益』を慎重に検討する必要がある。

いずれにしても、多少高くても、国内産の農産物を買った方が、
将来的には、安いのだという事を教育、私は食教だといっているが、
伝える必要がある。

目の前の足し引きではなく、時間軸を考えた方程式が重要である。
想像力を働かせる教育が今は圧倒的に足りない。

TPPまずは決まったので、日本がどう活用出来るか考え抜く事である。

■ 新品種  2015/10/03

各県で、色々な新品種を開発している。

お米も色々な品種開発が行われている。

何事も新しい取組をする事は重要である。
しかし、新品種を出しても、基本的なマーケットが大きくならなければ、
同じ産地の商品が置き換わるだけである。

アンケート調査などを元に進める事は実は危険である。
既存商品と比べて美味しいと分かっても、普段はそんなシーンはない。

また、お米などは、水や電気釜で味が大きく左右される。

ブランド化ブランド化と行政はやっきになっているが、
決めるのはお金を出すお客様である。

何事も戦略が重要である。

■ 産みの苦しみ  2015/09/30

私の仕事の1つに
商品のディレクションがある。

ネーミングやキャッチコピーで売上が全く違うのである。

やった事がある人しか分からない苦しみがある。

一番面倒な事が、クライアントとの調整である。
これは相手の思いが強ければ、強い程大変である。

私たちが仕事に対して、一番の責任は売れる事である!
しかし、クライアントとの思いと、お客様の求めている事が一致しない。

良いか悪いかではなく、好きか嫌いかである。
趣味でやっている訳ではないのだから、任せるところは任せてほしい。

任せてもらえば、それなりに結果を出す自信はある。
依頼とは、信頼関係がベースである。

それが出来ないのであれば、趣味でやれば良いのである。
ダメな人の典型は、自分たちの都合の良いように動かしたがる。

大切な事はこちらの都合ではなく、エンドユーザーにどう届くかを考え尽くす事である。

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