これでいいのか日本の食料事情


■ 思い込み  2016/03/05

先日、愛媛のみかん農家さんに伺った。

県の方にも来ていただき、みかんの細かな説明をしていただいた。
ジュースも品種ごとにあり、飲み比べをした。

関係者は、甘味や、酸味など詳しく話しをするが、
私たちは、どれを飲んでも美味しかった。

消費者目線は断然私たちの方である。
こうやって、お客様は飲み比べる場面は考えにくい。

みかんの関係者に、りんごの話しをしたら、
全くの無知であった。

業界に閉じこもって仕事をしていると、
価値が分からなくなる。

自分たちの思い込み、消費者にとっては非常識だったりする。
気を付けないと!

■ 後継者  2016/03/03

中小企業の経営者が、自分の代で会社を閉じるといっている人が半分だという事だ。

農家の後継者不足が問題になっているが、日本全体が深刻な状況である。
TPPも含め、日本が力を入れなければならないのは、モノづくりである。

収益や、人材が大企業や役所に流れ、気付けば足元は砂の基礎のようである。
大企業も中小企業がなければ、成り立たない事は誰でも分かる。

今話題のシャープを見ていて感じる事は、
どうにもならなくなって、物事が動き出す。
結果的に大きな損出が出て、優秀な人材が退職してしまう。
そして、外国資本に美味しい所を持って行かれる。

国も、経営者も含め、判断が遅い事が戦争や、震災を見ていて思う事である。
何が一番足りないのか、結局戦略であり、志である。

■ 映画  2016/03/02

先日、東野圭吾原作の、天空の蜂という映画を観た。
日本の社会を鋭く風刺した内容であった。

原発・兵器・家族・社会など現在の日本の在り方を問うている。

結論は日本の一番の問題は、無関心(他人事)だという事である。
自給率が低くても、安ければ良いと外国産の野菜や肉を買う。
ヨーロッパでは、各国が自国の作物を保護して、
消費者は高くても自国の物を買うという文化がある。

アメリカ型の変な合理主義に染まった日本では、
大手に都合が良いように、ルールが変更されて行く。
そして、誰も声を上げようとはしない。

長い物には巻かれる・・・ 長い物が間違っていない事が前提である。
どうも、今の農政を含めた日本の在り方は間違っている気がする。

東野圭吾や、映画に携わった人たちも同じ事を感じているのだと思った。
裏を返すと、今だったらまだ変れる可能性があるという事でもある。

変る原動力は結局教育である・・・・ 

■ 人口減  2016/02/27

国勢調査の速報が出て、本格的な人口減の社会となった。

特に生産人口の減少が目立つ事の大きな問題がある。
ユニクロの柳井氏が移民を入れなければ国が亡ぶといっている。
私はそうは思わない。

高度成長型の経済発展を追うのであれば、それが必要になる。
先進例はアメリカであるが、あんな国になりたいとは思わない。

常に誰かを犠牲にして、一部の人たちの豊かさを追いかける社会が本当に豊なのか?
過度な不安を煽り、経済対策という道路や箱物を作って、
更に不安になる・・・

そんな事より、寝食が確保されればそれでしあわせではないか。
そうやって何千年も人間は生きて来たのである。

定年になり、畑を耕し、本でも読み、近所の人たちと井戸端会議をして。
それで1年が過ぎて行く、病気になった時に医者に掛かれる程度のお金があれば良い。

こんな生活をしていたら、病にもならない。

社会は変わる、それを受け入れる覚悟があれば、そんなに悪い事ではない。
ネガティブに人口減を煽ると得をする人がいるのかも・・・

■ 事務所  2016/02/19

今の事務所が、3月末で退去が決まっている。

そして、事務所を探すが良い物件がない。
10坪以下の事務所の物件が極端に少ない。

また、1ルームのようなマンションを事務所で貸そうとする大家が殆どいない。
床に傷が付くとか、人の出入りがどうのと色々理由を付けて断って来る。

東京や埼玉で事務所を探す時にこんなに困った事はなかった。
空き部屋は沢山あるのに・・・

これでは、創業支援やら行政が色々やっても、地域社会がそれを受け入れる環境がないのである。

出る杭は打たれる・・・
農業者の方にはいつも言っているが、肌で感じた瞬間であった。

これでは、チャレンジスピリッツを持っている若者は結局東京に向ってしまう。

■ 産直  2016/02/16

現在の産直の数は、25,000箇所といわれている。
2006年には、16,000程度だった。

売上は平均7,000万円あったものが、4,000万円台まで下がっている。
JAや第三セクターの運営する、大型店舗は客数も売上も伸ばしている。
反面、中・小規模なところは、大幅に売上を落としているところが多い。

結果的に、当番制度が負担となり、止める生産者も多くなって来ている。
地域を元気にする産直のはずが、急激な売上減という状況になり、
高齢化も追い打ちをかけ崩壊の寸前に来ている。

1つの産直ではやれる事は限られる。もっと広域で全体の事をデザインする必要がある。
本来日本人は、農耕民族であり、全体で地域を考えていたはずが、
狩猟民族の文化が浸透してしまったようである。

限界集落、カウントダウンが始まっている。


■ 新規就農  2016/02/14

各地で新規就農の説明会が開かれている。

沢山の費用を掛け、受け入れ先には沢山の補助金を付ける・・・結局税金である。
現場の事業者に聴くと、10人来て、1人残れば良いという返事であった。
非常に効率が悪い。

現在は待ったなしである。
今後は、55歳以上の就農が現実的である。
定年を控え、年金の受給額は下がり、受給年齢は上がる一方である。

55歳から準備をして、60歳で就農しても、現在の農業現場の平均年齢を考えれば
15年は戦力として活躍出来る。

また、収入もあり、社会との繋がりが保てるため、精神的な面もカバー出来るのである。
確立が低い新規就農より、こういったセカンドライフとしての就農の整備こそが、
これからの農業を支えると考えられる。

いずれにしても、消費現場の教育も必要ではある。
それには、省庁の都合ではなく、国民目線の数字を出してほしい。

■ 高齢化  2016/02/12

農業者に対してのコンサル業務が増えている。

現場で気になる事は、農業者の超高齢化である。
ある日突然、生産出来ませんという日が来るのではないかと不安に思う。

今回伺っている地域でも、30人の女性グループのうち、
5名が高齢のため、来年からは参加出来ないと話しがあったそうだ。

農業の現場は待ったなしである。
大型化、効率化も良いが、その前に農家が誇りを取り戻す活動が重要である。

即効性はないが、教育が重要となる。
この仕事をやっていて、虚しさを感じる瞬間でもある。

とはいっても、やれる事を坦々とやって行く、
素晴らし日本の農業の少しでも役に立てばと思う。

これからの農業の担い手は、55歳以降のようである。

■ 異常気象  2016/02/11

今年は雪が異常に少ないと感じる。

2月の上旬なのに、朝降った雪が昼間には溶けている。
例年であれば、凍ったまま残るが今年は様子が違う。

寒くないのは楽で良いが、山に雪が降らなければ、
夏は水不足となり、作物は打撃を受ける。

原油価格の暴落、欲望主義が露骨になっている。
渋沢栄一が明治時代に、資本主義は倫理がなければ崩壊するといっていた。

アメリカ型の資本主義は崩壊して、中国が台頭して来ている。
渋沢栄一の根本は、孟子や孔子の論語がベースになっている。

皮肉な感じを受けるが、原油の乱売が地球温暖化に繋がらない事を祈る。
政治家は温暖化を防ぐために、原発を輸出する事を勧める・・・

倫理感を持った世界を育てない限り、
人間の住める地球時間のカウントダウンは早まるのである。

■ 寄稿  2016/02/09

書き続けて、14回になった。

最初はこんなに続くとは思わなかった。
前回編集の方に、このまま続けても大丈夫ですか?
と訪ねたところ、楽しみに下さっている方がいるとの事であった。

いつまで続けられるか分からないが、頑張ろうと思う。

■ 6次産業化  2016/02/08

6次産業化というワードは少し前までは注目を集めていた。
最近はすっかり落ち着いてしまっている。

私たちはしぶとくやっているが、
本来、生産者が自ら、加工・販売を実施する事を勧めて来なかった。

手づくりの惣菜等は別だが、設備が必要な商品は委託加工を勧めている。
理由としては、加工はノウハウの集積である。
また、販売も同じだ。

大切な事は、系統出荷のように、出荷して終わりではなく、
自ら、加工、販売にも携わる事である。

それは、お客様と向き合う事であり、気付く事である。

6次産業化は万能薬のような空気にウンザリしていた。
商品を作り、販売する事はそう簡単ではない。

成功といわれていた事例も、1年後にはダメになっている場合が殆どである。
机上でしか物事を考えた事のないお役人が作ったスキームは、
お金を出す、お客様には通用はしない。

私たちはブレないで、同じ事をやって来た、これからもである。
生産・加工・販売を通したヒトづくり、
これが本来の6次産業化である。

■ 絞る  2016/02/03

マーケティング用語の中で
ターゲティングという言葉がある。

現在のような、成熟社会において、
みんなに売るという事は不可能に近い。

逆にいうと、好む世代や、属性を想定した上での商品開発が必要となる。
量や、食数、デザイン、容器、販売場所まで考える必要がある。

開発や、製品のうちは良いが、商品にするためには、
リスクを取り、悩み、苦しむ事が必要になる。

作れば売れると思っている関係者が多すぎる。
そういう人は一度売場に立って、お客様の声に耳を傾けるほしい。
洗練を受ける事間違いなし。

ターゲットは絞る事、簡単のようで難しい。
人生も然り!

■ 賃貸マンション  2016/01/29

今使っている事務所が、インキュベーション施設で、
最長5年となっている。

3月で丸5年となり、事務所を他で借りる事にした。
何箇所か見学に行き見積りを取った。

その中に『鍵の交換費用』という項目があった。
これは次の借主が払う内容の物なのか?
普通の商習慣では考えられない。

空室率は増えても、大家は資産があるから困らない。
町は廃れ、高齢化は進む一方である。

空室にするのであれば、好条件を出し、
回す方を選ぶのが当たり前だと思う。

農業も含め、一般的な商習慣とは合わない物が多い。
業界の当たり前を疑う事は、とても重要である。

結局困らないと、変らないようである。
実は困ってからでは遅い場合が多い。

何事もタイミングが大切である。

■ 国体  2016/01/28

岩手で国体が始まった。

おもてなしメニューは良いが、体操まで考えたり、
行政が指揮を執り実施している。

いつも行政担当者には話すが、国体の関係者は岩手が好きで来たのではなく、
国体をやりに来ているのだから、その人たちに何かをして、
地域振興をするには効率が悪すぎるという話しをする。

そして、露骨に嫌な顏をされる。

政治やお役人は、政(まつりごと)が大好きである。
何をやり、何人来て、経済効果がどの位あったか・・・
民には全く関係ない数字が並び、自己満足で終わり本当の検証はしない。

地方は消滅するかも知れないと思う瞬間である。
そんな事より、農業の高齢化は深刻で待ったなしである。

そんな事より、政が好きのようである。
結局民の気持ちは分からないようである。

■ 廃棄処分  2016/01/22

廃棄処分の商品が店頭に並ぶ事が起きた。

残念ではあるが、氷山の一角だと考えられる。
バスの事故やこの事件も根本は同じである。

過度な価格競争が招く、悲劇である。

日本の資本主義の草分け的な存在、渋沢栄一の言葉、
資本主義は、倫理観がなければ暴走するという事を当時から言っていた。

倫理観がなければ、欲望に流され社会は崩壊するという事であった。

世界を見ていて思う事は、ブレーキのないバスに乗り、
人類は突き進んでいると思うのは私だけだろうか?

人間が住める地球時間を早送りしているとしか思えない。
人間の向上心が、温暖化を早めている。

廃棄処分から、そんな事を思うのは私だけだろうか・・・

■ SMAP解散騒動  2016/01/20

先日の会見は実に酷いものであった。

解散騒動は意味がある事で、
育ての親が抜けようが、それは原因の1つでしかない。

変化は悪い事ではない、もっとお互いが苦労して
それぞれが学び、5年後とか10年後に再結成した時に
更に素晴らしい内容が見られるのだと思う。

ファンも本人たちの将来より、自分の欲求を満たすための行動で
本人たちの事を思ったら、意思を尊重するのが大切であったはずだ。

自分で仕事をしていると思うが、ビジネスパートナーとも時には
袂を分かつ事もある。それはお互いが成長した証しでもある。

政治を含め、本当の意味での成長を嫌う人が多いようである。
リメンバーバブル、リメンバー昭和・・・
見えない未来にこそ希望がある。

農業も含め、イノベーションが必要なのに、
みんな枠から出られないようである。

出れば何て事はなかったりする。

■ 価格  2016/01/17

痛ましいバスの事故が起きてしまった。

グローバルスタンダードの考え方で行くと、
安い物には必ずリスクがあるという事である。
サービスの質もそうである。

日本人は、コモディティ化した商品やサービスもそれなりの品質を求める。
それは、消費者の都合が最優先されてしまうからである。

これでバスの規制を強化する、バスの運転手は益々集まらなくなる。
そして、定年後年金では暮らせない高齢化した運転手が中心となる。

実は農業も同じような形である。
流通側の過度な値下げ圧力で、生産者の所得は驚くほど低い。
結果的に、後継者が育たない。

低価格は一時的には得をした気になるが、長い目で見たら崩壊を意味する。

グローバルスタンダードは短期で物事を見る。
低価格にはリスクがある事を説明する必要がある。

亡くなられた方にはご冥福をお祈りする。

■ 新年  2016/01/02

あけましておめでとうございます。

私個人的には、年末から体調を崩し、年始まで寝込んでいました。
昨年の検証もしないまま、新年になりました。

昨年は、自分自身では消化不良な事が多くて、
前に進んでは、戻る繰り返しでした。

不可抗力も多く、自分にはどうにもならない事も多かったです。
今年は大きな期待もなく、肩の力を抜き、
目の前の事を、一所懸命にやってみる事にします。

お陰さまで、岩手志援株式会社は4月で丸5年となります。
節目の年、もっと面白い仕事をして行こうと思います。

では1年宜しくお願いします。

■ 戦争  2015/12/13

中東では様々な紛争が起きている。

実は、どちらも武器を提供してる大元は同じである。
武器の殆どはロシア(旧ソ連)製か、アメリカ製である。

考えれば分かる事で、現場(戦場)で銃撃戦が起れば誰かが儲かるようになっている。
冷静に考えれば誰でも分かる事である。

その戦争に日本も戦費を拠出している。
アメリカの要請を受けて、人を出さない代わりに、金は出すという事である。

結局死の商人が、イスラム圏の人たちを食い物にしている事は明らかである。
ヨーロッパの流れは、移民やイスラム圏の住民は受け入れない方向に進んでいる。
その一部はIS(イスラム国)に入り、戦闘要員となる。

戦争も一部の特権階級の人たちの、金儲けの手段となっている。

TPPもある意味同じである。
強い者はより強くなり、弱者は阻害されて行く流れである。
そうならないためにも、大きな波に呑まれない、強い意志が必要である。

小さいながらも、きらっと光る取組が大切である。
TPPもある意味武器を持たない戦争なのかもしれない。

■ 値決め  2015/12/10

商売の源泉は利益である。
利益を出すために大切な事は値決めである。

自分の商品にキチンとした小売価格を付ける。
勿論、無謀な価格を付けても、お客様には買ってもらえない。

これを人に委ねると、自分のビジネスにはならなくなる。
特に農業の場合、価格は農協任せという生産者が殆どである。

価格は維持される事なく、市場価格が原則である。
結果的に、生産者は人件費を入れると原価割れをして出荷している。
それでも変える事をしない。

普通のビジネスでは考えられない。
そんな状態でも沢山の補助金という税金が使われている。

値決めを出来なければ、まともな商売にはなるはずがない。
それは責任を背負う事である。

リスクがない商売なんてこの世の中にはないはずである。
農業は夢ではなく、共産圏が続いているようである。

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