これでいいのか日本の食料事情


■ 地域おこし協力隊  2016/06/21

地方創生の目玉の1つである。

都会から、地方へ人材を送り込み、
そこで色々な活動を後押しする。

自治体はお金の持ち出しがないので、
積極的に活用する自治体が多い。

しかし、費用対効果は? 疑問に思う事が多い。
事業期間は、国から給与が支払われるため、
その後がどうなるかである。
元を正せば、これは全て税金で賄われている。

地方で稼ぐという事は、都会と違い選択肢が限られる。
しかも、地域おこし隊のように、自治体が無責任に使っている場合が多く、
目標も曖昧で、自由に活動している場合が多い。

そこから、制約の多い一般企業に勤めるのは厳しいと思う。
起業は一部のモチベーションの高い人材を除けば不可能である。

ビジョンがないところに、成功はない。
一億総活躍社会から、一億総無関心社会へ突き進んでいるようである。

費用対効果、そして長期で考える思考がなければ、結局受入側も、来る側も不幸である。

■ 光と影  2016/06/19

先日、常磐道を北上した。
避難勧告が出ている地域を通っている。

そこで見た風景は異常であった。
道路沿いには、除染した土を入れた黒い袋が積み上がり、
立派で大きな住宅がそのまま荒れていたり、
6年前までは風光明媚な田園地帯も今は荒れ放題であった。

東京が光、福島が影の構図である。

しかし、50年・100年レベルで考えると、
東京の高いビルなどの建物は、立て替えの時期となる。
それは、資産から負債になる瞬間である。

日本各地の豊かな田園地帯が、無機質なショッピングセンターに変るのも同じである。

誰もしあわせになれない社会を、いつまで突き詰めるのであろう。
結局、異常気象で大干ばつに見舞われない限り、変らないのかも知れない。

想像力の欠如がこの国の不幸である。


■ 差別  2016/06/17

イチローの会見を見ていて、感じた事は、本当に悔しかったのだと伝わって来た。
記録が出たのに、環境が違うと一蹴する関係者の態度に腹が立った。

スキージャンプで日本選手が活躍すると、すぐにルール変更をしてしまう時と重なった。

結局アングロサクソンは、日本人(有色人種)を同等とは見ていない。
全てにおいて、見下しているという事である。
それを前提に、色々な事を考える必要がある。

TPPや外交も含め、平等ではないという事を前提に考えた方が、戦略は立てやすくなる。
平等だと考えてやるからうまく行かない事が多い。

安全保障や外交もハンディがあるという事を前提に組み立て方が現実的である。
食料も勿論であるが、輸入国を分散する事がリスクヘッジとなる。

従順ではなく、しなやかに、したたかに世界と渡り合ってほしい。

■ 出口  2016/06/16

地方創生の事業、実は当社も一部を受託している。

この予算を使う時に大切な事は誰が主体でやり、
プレーヤーが誰かなのかを明確にする必要がある。

現実として、中央のコンサルが入り、
役所が丸投げという形が少なくない。

こういった旧来型の事業運営でうまく行く事は少ない。
地方創生で大切な事は、汗をかく地元のリーダーを発掘して、
背中を押し続ける事が、この事業の形だと私は考えている。

そして、雇用を生むためには、販売先が必要である。
経済を動かさない限り、絵に描いて餅で終わる。

二宮尊徳の言葉が沁みる!
道徳なき経済は大罪である。
経済なき道徳は寝言である。

売るという現実を捉えない限り、地方創生は寝言で終わる。

■ 地方創生  2016/06/14

石破大臣が色々PRを勧めていたが、
いつの間にか、1億総活躍社会にすり替わっていた。

予算は付けたが、殆どの自治体が中央のコンサルを使うパターン。
自治体も自分たちの持ち出しではなく、国が全額出すというパターンなので、
組立てがとても甘い事が多い。

現在のような成熟社会において、産業を起こし、雇用を生み出す事は並大抵ではない。
それを外部に委託して形になるはずがない。
結局体裁の良い報告書を出し終了・・・ こんなパターンが多い。

結局うまく行くところには、必ず、汗をかき、泥をかぶるリーダーが存在する。
どの地域も評論家ばかりで、リスクを取り自分で動く存在が少なすぎる感じがする。

ハードの整備より、そういったリーダーを育てる事が重要である。
まずは、やり方ではなく、在り方が明確になれば、人は勝手に動き出すものである。

ロマンとソロバン、地方には可能性が山ほどあるのにな〜

■ 寄稿  2016/06/13

今月も書かせてもらった。

取組み全てにおいて、重要な事は思い込みを外すという事である。

生産者の一番の思い込みは、『安くないと売れない!』
これを外す事、外すために色々な取組を実施している。

何より、らしさを大切にした、6次産業化が重要である。

■ フィルター  2016/06/06

先日ある歌手のコンサートに行って来た。

色々な局が流れ、会場は盛り上がっている。
冷静に聴いて、この歌はイマイチだと思う曲もあったりする。

歌手はある程度売れて来ると、それなりの曲を提供すると売れるようになる。
ファンは、この歌手が作る歌は良いに決まっているという
フィルターを勝手に作るからである。

このフィルターは、思い込みや勝手な期待がベースで作られる。

今の農業のフィルターは、儲からない、大変だというフィルターの色が一番きついと感じる。
それが、楽しい、地域のためになる、儲かるというフィルターにシフトしたら、地方は激変する。

何事も、売れるまでに、凄いエネルギーが必要になる。
歌手も売れる人は一部で、殆どの場合が諦めてしまう。

農業のフィルターは、まず自分が変われば達成可能である。
つまらないフィルターは外し、新しいフィルターに入れ替えると、
違った景色が見えたりする。

■ ガラパゴス  2016/06/01

最近会社で新しいパソコンに入れ替えた。

Windows10に変り、当社の業務ではWindows7の方が使いやすいと感じた。
セキュリティを理由に、どんどん面倒になって来ている。

ここまで、セキュリティが強化されたパソコンを何%の人が必要としているのか疑問である。

オバマ大統領が持ち込んだリムジン、重量は戦車並みだという。
セキュリティを上げるより、犯罪を減少させる事の方が大切だと感じる。

それには、甘いと言われるかも知れないが、お天道様は見ているという、
シンプルな教えを普及させる事だと思う。

日本の農業も一緒である。
環境に良く、人にも良い、何より未来に渡せる事が大切である。
グローバルスタンダードという価値観ではなく、
ガラパゴスこそ価値がある事もある。

平準化する事で、異質を排除して来た事が、18世紀以降の西洋の歴史、
鎖国でガラパゴス化を突き詰めた、日本の文化、
どちらが、民はしあわせだったか!

ガラパゴスがネガティブな意味に使われる事はとても残念である。

■ 不況  2016/05/30

安倍首相がサミットで、リーマンショック前と似ていると言って、
消費税を先の伸ばしにしようとしている事は明確である。

全く当時と内容が違うと私は考える。
アジアのけん引役の国がなくなったという事である。

いつまで実態経済がないところで、
金融工学という、博打に振り回されているのか疑問である。

日本は唯一の被爆国であり、キリスト教以外の先進国だ、
もっと違う形で国際貢献が出来るはずである。

20世紀型の経済や、社会が曲がり角に来ている事は明白なのに、
誰も責任を取りたくないために、先延ばしという常套手段を使う。

問題解決は、早い段階の方が選択肢は多い、
どうにもならなくなってからでは、やれる事は殆どなくなる。

農政然りである。
このまま、コントロールが効かない船に乗り、
何処に漂流するのか分からない・・・・

食べる物、老後は自己責任という事にいずれなる。
いつの時代も、政治は特権階級の人たちのためにあり、
どの国、どの時代を見ても明らかである。
過剰な期待をしない、それでいて諦めないという事が必要かもしれない。

日本は違う形のリーダーシップが取れるはずなのに、
残念でしょうがない。

■ 地域の6次産業化  2016/05/25

拙い文章を書かせていただき、17回目となった。

最初はどうなるかと思ったが、断られないまま書かせていただいている。
今回書いた内容は、地域の6次産業化の1つの集大成だと感じている。

それぞれの生産者が、得意分野を生かし、それを行政がまとめ形にする。
弁当を通じて、地域の宝物をお客様に知ってもらい、
生産者はお客様を通して、その素晴らしい価値に気付く事が出来る。

規模も大切であるが、私は6次産業化の一番のポイントは、
取組みを通したヒト作り、地域作りである。

■ 歴史  2016/05/14

愚者は経験に学び
賢者は歴史に学ぶ という諺がある。

時代は変わっても、人間の根本的な思考や行動は変わる事はない。

現在の経済は、農業も含め形を変えた戦国時代である。
少なくも、江戸時代のように、安定している時代とは思えない。
強い者がより強くなり、格差は開いて行く。

その次のステージは安定を求める動きとなる。
安定とは、昨日と同じ事を繰り返すのではなく、
イノベーションをしつつ分配の方法を変える事である。

お金がお金を産むのではなく、豊かさの価値を変える事である。
お金の奴隷になるのではなく、お金は道具と割り切る。

政治家やメディアに振り回されないで、賢く生きる事である。
忙しさの本質を知り、大手メーカーが作る添加物だらけの食品ではなく、
地産地消のような、本当の美味しさがある食品を食べると、
病気も減ると考えられる。

歴史は繰り返す、今のままでは人間の社会は壊れる事は間違いない。

■ 衰退社会  2016/05/05

アベノミクスで円高は結局止まらない。

世界を見ても順調なところは殆どない。
日本は比較的安定しているため、円が買われるのである。
それは、長期ではなくあくまで短期的な考え方だ。

日本はこれから坂道を下って行く一方である。
人口減、少子高齢化、歴史に例がない急坂で、
アジアを含め日本を注目している。

しかし、現在の政治や行政の流れは、20世紀型延命社会であり、
根本的な考え方や、行動が全く伴っていない。

大きくシフトしていく場合に、お金が不足するため、
倫理哲学や、文化の醸成が必要となる。

不安を煽り、貯蓄に走ったり、財テクに関心を向けるのではなく、
今日が食べられ、寝る場所がある事に感謝する事である。

どうも悲観論が多いのは、それを煽る事で儲かる連中がいるからである。
どちらかといえば、大きな会社が仕向けているようである。

民は賢く、衰退社会を楽しむ事が大切である。

■ 物差し  2016/04/30

沢山出来た、少ししか出来なかった・・・

話しを聴くと、後者の方が量は多かったりする。
農家の間では、1反の収量が生産者の良し悪しだったりする。

私たちの物差しだと、キロ当たり幾らで売ったという方が評価だと感じる。

物差しは感覚的な部分が多く、人によって違う場合が多い。
具体的に金額や数量に落とす事で、事実が見えて来る。

更に大切な事は、事実から、自分たちの向う方向に合致しているか、
ロジックで組み立てる事である。

夢を叶えるには、霞を食って過ごす訳には行かない、
ロマンとソロバン必要である。

物差しには、単位があって成立するのである。

■ 育ち  2016/04/29

食べる姿を見ると、その人の生い立ちが良く分かる。

食べる事は生きて行く中で一番大切な事である。
人間の欲求の中で優先順位が1番高い。

現在のような飽食の時代は、歴史を見ても奇跡の時代であって、
当たり前の時代ではない。

世界を見回せば、今の状況に首を傾げる事が常識である。

飢饉も過去には沢山あり、沢山の人が亡くなっている。
少ない食べ物を礼儀正しく、混乱がないよう、みんなで分け合って食べていた。
それが日本人の強さであったはずである。

食べ方、行儀はその家のルールが無意識に出る瞬間である。

食べ方が綺麗な人は、決まって仕事が出来る人が多い。
残念であるが、他人は躾をしてくれない瞬間である。

■ 事務所  2016/04/27

2年ほど前に、池袋にあった事務所を閉鎖して、
岩手の仕事に特化する事にした。

そして、ある程度任せられる部下が出来て、
埼玉の会社のテコ入れをする事にした。

支援サイドから、プレーヤーへと進化? 変化?しようと思っている。

色々なところと関わらせてもらって感じる事は、
伸びるところと、そうでないところの差は何かという事である。

実は簡単で、変る気持ちが本当にあるのかである。
ビジネスとは、維持をしようと思えば、守る事よりは、
攻める事が重要となる。

経営者の根本に、素直さと好奇心があるか!
この2点だけである。

しかし、これを持っているクレバーな経営者は本当に少ない。
逆説的に考えると、これがないから相談に来るのかも知れない。

そう考えると、難しい環境で仕事をしているようである。

という事で、支援側から、プレーヤー側に徐々に移って行こうと思っている。
事務所はそのための、城である。

■ イノベーション  2016/04/25

今月前半、日本列島を自分の車で縦断した。
岩手〜埼玉〜長野〜富山〜岡山〜福岡〜宮崎〜高松〜京都〜滋賀〜埼玉〜岩手
合計距離 約4.500キロ 8日間これだけ走ったのは生まれて初めてである。

テーマは、ここ1年で、活躍の場所を変え、仕事の内容を変えた人たちに会った。
未開の地で活躍している人たちを見て、沢山の刺激をもらって来た。

生き方に軸がある人たちは、話しに説得力がある。
地域や仕事の内容が変わっても本質は変わらない。

イノベーションは大きな事を起こす事も大切ではあるが、
小さな変化を恐れない事が大切である。

しかし、環境を変える事は大きなリスクであるが、
生き生きしていた。

私も変化を恐れない姿勢で進んで行きたいと思う。

■ 在り方  2016/04/13

先日、地方新聞の記者さんが取材に来てくれた。
岩手志援を立ち上げた年から、定期的に取材をして下さっている。

6年目に入り、今回インタビューを受けたが、
記者さんが『鈴木さん、何も変わってないですね!』と言われた。

方法は試行錯誤しながら、常に変化を恐れずやっている。
しかし、考え方、在り方は殆ど変えていない。

お客様に喜んでもらい、地域が元気になる。
本気の、笑顔と感動の連鎖を大切にしている。

10年後も形や内容は変わっても、在り方は変わってないと思う。

5年後にはオリンピックも終わり、どんな日本になっているのか・・・
きっと変わらず、私たちは農と食の仕事をやっているであろう!


■ 新年度  2016/04/02

お陰さまで、岩手志援が丸5年となった。

6年目に入り、私自身も仕事のやり方を変える事にした。
軸足を、岩手から関東に移す事を決めた。

残念ではあるが、震災後の岩手は変な方向に進んでいるところが多い。
インフラばかりにお金が回り、本当に必要なところにお金が回っていない。

インフラは整備すれば、維持管理費が必要になる。
人口は着実に減っているのに、未来の若者にツケを回している。

いずれにしても、バブルは終わる。
そこからが、私たちの出番のような気がする。

それまで、色々な地域で取組をやり、スキルを上げて行こうと思っている。

■ 賭博  2016/03/10

野球賭博で、選手が1人で謝罪する。

オーナーは辞任、社長の謝罪会見は棒読み・・・
某球団の人気がなくなる訳である。

シャープの破たんや、戦争の本質は同じである。
指導者の無責任体質だ。

無能な指導者がどの業界も牛耳り、
中間管理職が苦しみ、それを部下は見て、平社員を望む。
向上心を持たずに現状維持を選ぶ。

それを子供たちが見て、親に憧れを持つか?

農業も一緒である。
農業は儲からない、大変だ〜と子供たちに愚痴を言って、
それで、後継者がいないとぼやき、行政や農協は責任を転嫁する。

変えないといけないのは、自分自身の考え方である。
考え方が変われば、行動が変わり、結果が変わるから。

人生が最大の博打なのに、そんな事をやる暇はないはずである。


■ コンサルという仕事  2016/03/06

私の仕事の進め方は、現場で実践的に仕事を進める。

最近感じる事は、意識の高い人は相談に来ない。
中途半端な人は、自分の都合良いように解釈して、
本質を理解しようとはしない。

そして、意識が低い人には、分かってもらえない・・・

結局絵に描いて餅を指導する方が楽で、良いのだと感じる。
それでも形にしない限り、当事者が変わる事はない。

百聞は一見にしかずというが、それでもぶつかる。
私たちはお客様を見て仕事をする。
生産者は好きか嫌いかで判断する場合が多い。

売れれば、態度が変わるのであるが、
商品が美味しくない限り、次へは続かないのである。

難しい割には、地味なので認めてもらえる事は少ない。

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