これでいいのか日本の食料事情


■ 組合  2017/02/26

久しぶりの投稿である。

最近ある、苺の生産組合と仕事をしている。
平均年齢、30代、殆どが異業種からの転職組、
販売先は全部自分たちで開拓している。

特徴は夏いちご、栽培が難しくチャレンジする生産者が少ない。
苦労は沢山しているが、組合員は前向きで若い。

しかし、地域では疎まれてしまう。
農業はまだまだ政治色が強い業界である。

そんな事も気にせず、大切なのはお客様だと言い切る。
何処を見て商売をする! 

価格交渉権を持ち、お客様と対等にやり合う。
組合の本来の姿はこうでなくてはならない。

手間がかかり、面倒な事に消費者はお金を出す。

組合の原点は・・・ 立ち返る時期に来ているようである。

■ 2017年  2017/01/04

今年1年どんな年になるのか?

農政の限界、
グローバル経済の限界
資本主義の限界・・・・

俗に言う、パラダイムシフトの時期に来ている。
何事も上り坂があれば、必ず下り坂がある。

世界は、下り坂を考えないまま、上り坂を登り詰めている。
上り坂が長ければ、降りる勢いも凄い事になる。

人間の欲望は、ドンドンエスカレートする。
昔は1月1日に営業している店舗はなかった。
24時間営業のコンビニもである。
それでも人は生きて行けた。

小さな欲望の積み重ねが、争いを起こし、
テロや戦争へと向かって行くのである。

日本人が本来持っている、足るを知る文化、
無ければ無いなりに楽しめる民族であったはずである。

本当は世界に誇れる文化が衰退の一途である。
短期で物事を考え、自己主義、貨幣主義、
アングロサクソンの悪いところだけを真似たようである。

この国は結局、飢えないと変らない。
その時になってでは遅い。

変化は徐々には来ない、
それは歴史が物語っている。

どんな1年になるかは分からないが、
自分の出来る事を一所懸命にやりたいと思う。

■ 思う事  2016/12/29

忙しさを理由に更新をさぼってました(*_*)

最近思う事は、農業者は守られ過ぎていると感じる事が多い。

ビジネスには必ずリスクがある。
しかし、農業者はそのリスクを取る事を極端に嫌う。

先日、ある打ち合わせがあり、売上は取りたいが、
責任は取りたくない、それは役所も同じである。

責任がない仕事には、成長はない。
成長がない人は、決まって人の話を聴かない、
そして最後は逃げて、人の責任にする。
共通点は、長い物には巻かれ、権威に弱い。

こういう人がリーダーになっている組織は本当に不幸である。
そんなリーダーがいる農業者のグループと話しをしたが、
まとまる事はなく、堂々巡りの話しとなった。

責任がない事は気楽で良いが、本当にそれで良いのかと思う。
政治を含め、5年10年先を見据えたリーダーがいない事は不幸である。

■ 研究者  2016/10/23

先日ある大学の農業関係の研究会に参加した。

研究とは様々な仮説を立て、1つ1つ解決して行く、
地道で手間のかかる作業である。

基礎研究や応用研究は勿論重要であると感じる。
しかしながら、成長社会と成熟社会では求められる事が変化して行く。

特に基礎研究は、短期間で結果が求められる時代には厳しい。

書いていてまとまらないのだが、今のような時代には選択と集中が必要になると思う。
確かに裾野が広い事は大切な事ではあるが、それも限界がある。

結局、民間レベルに落として、お客様が求めていない商品は売れない。

研究も大切であるが、一部の大化けする基礎研究以外、マーケティングが重要であると感じた。

何処の誰に喜んでもらうのかである。生産性を上げる事も大切であるが、
お客様にどう満足してもらうかを考える事はもっと重要である。

研究者の方には分かってもらえないですかね・・・

■ 農業振興  2016/10/17

様々か形で、農業振興が叫ばれる。

実は、農業振興を組み立てるのは、生活に困らないお役人が多い。
ビジネスで成功する事は、対価に合うリスクを取るという事である。

成功事例を探し、過去を分析する。
今のような人口減少、成熟社会を体験した人はいない。

だから、前例がない事が当たり前なのに、
自分の頭で考え行動しようとはしない。

いつの時代も、政(まつりごと)とは、
民の為であった事はない。

それは歴史が証明している。

国民のため、県民のため、市民のため、
お上を見るより、今の時代はお客様を見る事である。

事件は現場で起きている。いつの時代も変わっていない。
農業振興、答えはお客様にしかないのである。

■ 全国1位になる  2016/10/16

1番でなくて、2番ではだめなんですか?
昔某代表が言っていた事があった。

先日ある作物を全国1位を目指したイベントに参加した。

どうやら収量が1位という事らしい。
私は1位になる事は手段であって、目的ではないと思っている。
マーケットが大きくなる状態であれば良いが、胃袋は小さくなっている。

そこに大量に作れば、作物の単価は下落して余る。

今の時代は、量ではなく、お客様満足度1位や、
生産者の平均年齢が全国最低とか、切り口はあると思う。

某農業団体が主体となると、安定供給、量の話しになる。

20世紀型のビジネスをいつまで追っているのであろうか!
その先にある、デフレスパイラル・・・ 

みんなが不幸になる仕組みを構築しようとしている。
低欲望社会には、低価格では太刀打ちできないのである。

■ 移住定住  2016/10/10

最近縁があって、地方への移住定住促進のお手伝いをしている。

地方の自治体の担当者たちは、東京に行ってイベントに参加する。
そして、成果がないとぼやく。

話しを聴けば聴くほど、それでは成果が出るはずがない。

まずはターゲットを絞る事と、地域の特徴を全面に出す事を勧める。
その他住居や細かな条件はあるが、まずはどんな人に来てもらいたいかを絞る事である。

何処かで聞いたフレーズである。
結局競争相手が多い場合には、マーケティングが必要になる。

沙漠に水を撒くのではなく、鉢にキチンと限られた水を撒く。

相談人数は大幅に減るが、本気度が違う対象者が相談に来るはずである。

地方の受け皿は農業が圧倒的に多い。
こちらも、どんな農業をやってほしいか明確にする事である。

収入がどの程度見込めて、どんな楽しい事があるか。
面倒な事はそれから説明すれば良い!

地方への移住定住には色々なチャンスがあるが、
依存ではなく、地頭で考える力が必要となる。

今みたいな時代にはこれが一番難しいかも知れない。

■ 限界  2016/09/18

先日ある加工品を作っているおばちゃんに、
栗を作っている生産者を紹介してほしいと問い合わせがあった。

そして、知り合いの生産者に繋ごうと思ったら、
その生産者が、今年から自家消費分以外は作らないという答えであった。

栗は果樹で、手を掛けないとすぐに虫に食われて、ダメになってしまう。
結果的に、自宅分意外は伐採という流れが一般的である。

こんな事が全国で起っている。
その分を海外産にシフトする事で本当に良いのであろうか?
グローバル化ではそれが正しい答えである。

では道義上はどうか?
そろそろ地方は限界に来ている。

グルメ番組ばかり組立てないで、こういった内容をメディアは伝えてほしい。
限界は徐々にではなく、一気に来るのが、世の常である。

■ 無関心  2016/09/15

私の地元、東松山で痛ましい集団暴行事件があった。
被害者の少年は死亡してしまった。
現場は子供の頃良く釣りに行った場所なので驚いた。

子供の社会は大人の社会の縮図だ。
自分がいじめられる事を避けるため、誰かを集団でいじめ、
自分が犠牲になりたくないという構図である。

人の痛みを分かろうとする前に、自分の痛みを避ける。
これでは理性のない動物と全く同じである。

根底にあるのは、相手に対しての無関心と、想像力の欠如である。

それは、食品でも全く同じである。
商品の評価は、安いか高いか。
誰がどんな思いがあって、苦労をして作り上げているのか、
全く見えない関係が続いている。

スーパーの店頭では、顔の見える農業といって、生産者の写真を貼ってある。
こんなうすっぺらい関係では、何も問題は解決しない。

今のままの経済至上主義では、産地は潰れて、結局被害を被るのは都市近郊の消費者である。

そんな事まで考えて食べている消費者は皆無かも!

何事にも想像力を働かせ、周りの人たちに関心を持ち、
生きて行くのが、人間なはずなのに、どんどん退化しているようである。

無関心とは、自分にしか興味がないという事かも知れない。
亡くなった少年にはご冥福をお祈りしたい。

■ 敗戦  2016/08/15

戦争に負け、71年が経った。

グローバル経済の行き着くところは、戦争である。
極論であるが、世界が成熟すると、次は破壊となる。

常に、痛みを伴うのは一般市民である。
特権階級の人たちは、体もお金も国境を超えて行く。

弱い人たちからは、土地もお金も収奪をする。
それは歴史を見れば明らかである。
残念ながら歴史は繰り返す。

戦を繰り返さない方法がある。
それは、民が陽動作戦に踊らされないという事である。

それには、食料とエネルギーの確保が重要となる。
経済最優先を選ぶ事は、ちょっとした世界のパワーゲームで食料やエネルギーが
滞る局面が考えられる。

それから自給率を上げろといっても不可能である。

政治家にもう少し歴史を学んでほしいものである。
歴史から学び、繰り返さない事も重要である。

■ おとしまい  2016/07/29

住宅の供給がオリンピックまで好調のようだ。

先日近所の農家で、後継者もいないので、
土地を売ろうと建物を更地に戻したそうである。

解体費用と土地の売買価格がほぼ同じだったという。

建てるのは良いが、団塊の世代が死んでしまうと
住宅は大幅に余る。オリンピックの反動と重なる可能性がある。

農地転用からの住宅は、利益率が高く不動産屋も狙っている。
一度宅地にしてしまったら、田畑に戻すのには相当なコストが必要である。

ビジョンなき開発は未来に大きなツケを残し、若い人たちの負担となる。

分かっているのに、ひたすら経済優先で走り続ける。

高層マンションは誰が壊すのか?
資産から負債に変った時に、誰がおとしまいを付けるのであろうか。

農地転用で乱開発する、ショッピングセンターやアパートは一体どうなるのか?

農村部に住んでいて心配になる。
歴史を見れば明らかで、戦争の一番の理由は食べ物である。

いつまで海外に食べる物を頼るのか! このおとしまいは誰が付けるのであるか・・・

■ ポケモンGO  2016/07/26

巷ではやっている、ポケモンGO
今年の流行語大賞になりそうな勢いである。

世界の一部がハリボテ国家になっている。
猪瀬元都知事が日本全体がディズニーランドだといっていた事があった。
こんな娯楽に溢れた国は、世界地図で見たらほんの一部で、
それ以外の国は、今日のご飯も食べられないところが圧倒的に多い。

政治やメディアは強い者の味方で、
弱いところにはフォーカスをしない。

スーパー富裕層が更なる富を得て、
表舞台には出て来ない、貧しい人たちは更に搾取される。

歴史を見ても、ずっと繰り返されている。
日本は地政学的に特殊な歴史があるが、
最近は、グローバルスタンダードという偽物の価値にすっかり感染して、
自分で考える思考を奪われているようである。

ポケモンGOは結局人間が考えた遊びで、
自然はもっと面白い遊びを提供してくれる。

目先の快楽も良いが、もっと崇高な面白さを追ってほしいものである。

■ 選挙  2016/07/10

今日は参議院の投票日となっている。

若者がインタビューで、自分が行っても変わらないのでというコメントをする。
本当にそうなのか? 

それだから、政治家は若者には関心を持たないで、
人口が多く、投票率が高い高齢者に向けた選挙を展開する。

子育てや、奨学金等は項目に乗せるが、小粒な対応となる

結局、関係あると気付いた時には、自分たちの首は回らなくなる。

世の中で、そう簡単に意見が通って、実現出来る事なんて、
殆どないのではないか?

バーチャルにこもるのではなく、町に出て議論をして、
選挙に足を運んでほしい。

食もそうであるが、気付いた時には、遅いのである。
想像力を働かせ、行動してほしい。

行動しないのであれば、将来沢山の税金を払う事、
食べる物が手に入らなくても文句をいわない事である。

行くも、行かないも責任が発生する。
覚悟を持って生きてほしい!

■ 屋号  2016/07/09

海賊とよばれた男という本がベストセラーになった。

主人公は実在する、出光興産の創業者、出光佐三氏である。
石油業界はコモディティ化が進み、規模の原理となり、
合併が進んでいる。

その中で、『出光』の屋号がなくなるかも知れない状況となっている。
創業家は残してほしいと主張をしているが・・・

佐三氏が生きていたら、あっさりそんな産業は売り払って、
新しいビジネスに挑戦しろと主張すると思う。

戦前・戦中・戦後を支えて来た、チャレンジ精神、
その根本は、欧米列強から受けた理不尽を跳ね返したという気持ちが強かったと思う。

実は今も根本には、欧米から受けている理不尽は沢山ある。
日本人が本気になるのは、食べる物がなくなってからかも知れない。

想像を働かせ、次の手を打てば良いが、
どうも想像力の欠如がこの国には蔓延している。

名は体を表すというが、魂のない名は必要ない。
そう考えると、農業は重要な産業である。

■ 儲ける  2016/07/08

儲けるという字を分解すると、信者という文字になる。

農業が衰退して行く原因の1つで、儲けが少ないという事がある。
人間の潜在意識は、思ったようになってしまうのだ。

先日ある漁協にお邪魔した、1人当たりの売上は、1,000万円近いという。
後継者は全部の世帯でいるという。

農業は儲けがあり、誇りがあれば後継者は育つのである。
いつも大変で儲からないと愚痴をいっていると、
そういう人間になってしまう。
それを見ている後継者は、農業はやらないと決めるのである。

儲けるとは、信者=ファンを作るという事で、お客様に喜んでもらうという事である。
卵が先か鶏が先か、儲けようと思わない限り、奇跡は起きない。
可能性を生かすのも、諦めるのも本人次第である。

■ グローバル  2016/06/30

グローバルという言葉がある。

これは一体どんな意味があるのか。
一般的には、世界的なという意味で使われている場合が多い。

一番分かりやすいのは、東京ではないか。
生粋の東京人はごく1部で、地方出身者が殆どを占めている。

何故か自分の田舎を語ろうとはしない。
そして、決まって標準語で語る。
その点関西人は関西弁丸出しの場合が多い。

東京が優で、地方が劣と思っている人が多いから、
自分たちの故郷の言葉を使わないのである。

これが、日本の大きな問題点である。
自分の生まれ育ったところ、自分自身の自慢が出来ないからである。

外国に行けば、お国、自分のアピールをするのがスタンダードである。

世界なんて、田舎が寄り合って出来ている。
食も、地域の歴史や必然性があって、その地域に根付いている。

グローバルスタンダード、一部のお金持ちが都合良く作った言葉である。
もって自分たちのお国自慢をしたら、世界はもっと生きやすくなるのに!

■ 民主主義  2016/06/29

イギリスの国民投票の結果が出た。

EU離脱という結論であった。
数%の違いである。

議会制民主主義も間接的で、スピードが遅い問題はあるが、
直接の国民投票もリスクが多いと感じた。

直接投票は、半分近くの人たちの気持ちを無視する事になる。
イギリスがEUから抜けたところで、経済が上向く要素は見当たらない。

逆にリスクの方が大きい。
大英帝国が栄えていたころは、植民地という搾取する地域があったから成立した。
今は、植民地が独立してしまい、次は代理戦争を起こし、武器で儲けた。

そろそろビジネスモデルが成立しなくなって来ている。
金融もそろそろ行き詰って来た。

次なる搾取は・・・

日本もそろそろ、アメリカに搾取され尽くされる前に気付く必要がある。
武器よりも、食料とエネルギーは安全保障で一番大切である。

この国は、食料が滞らない限り、国民は遊園地気分で毎日を過ごすのかも知れない。
世界はかなりきな臭くなっているのに・・・

そろそろ民主主義も限界のようである。

■ 高齢化  2016/06/23

何処に行っても、高齢化が進んでいる事を感じる。

空家が増え、草が覆っている庭や、道が徐々に増えている。
少し前までは、地域の共有の場所はボランティアなどで、手入れされていたが、
現在の働く世代は、そういう事には関心が薄く、時間が限られているため、
地域は荒れる一方である。

行政もやれる範囲が毎年予算削減で、減っている事を如実に感じる。
そのため、手が掛かる農村部は放棄して、市街地にマンションを借りてしまっている世帯も多い。

そして、農地を潰し、空室率が上がっているのに、アパートや商業施設へと変わっている。
働くとは、側を楽にするという意味がある。

沢山働く、沢山買って、沢山捨てる・・・・
これが本当に豊かなのか? 

地球温暖化は待ったなしである。

高齢化そろそろ真摯に向き合う時だと感じる。

■ 地域おこし協力隊  2016/06/21

地方創生の目玉の1つである。

都会から、地方へ人材を送り込み、
そこで色々な活動を後押しする。

自治体はお金の持ち出しがないので、
積極的に活用する自治体が多い。

しかし、費用対効果は? 疑問に思う事が多い。
事業期間は、国から給与が支払われるため、
その後がどうなるかである。
元を正せば、これは全て税金で賄われている。

地方で稼ぐという事は、都会と違い選択肢が限られる。
しかも、地域おこし隊のように、自治体が無責任に使っている場合が多く、
目標も曖昧で、自由に活動している場合が多い。

そこから、制約の多い一般企業に勤めるのは厳しいと思う。
起業は一部のモチベーションの高い人材を除けば不可能である。

ビジョンがないところに、成功はない。
一億総活躍社会から、一億総無関心社会へ突き進んでいるようである。

費用対効果、そして長期で考える思考がなければ、結局受入側も、来る側も不幸である。

■ 光と影  2016/06/19

先日、常磐道を北上した。
避難勧告が出ている地域を通っている。

そこで見た風景は異常であった。
道路沿いには、除染した土を入れた黒い袋が積み上がり、
立派で大きな住宅がそのまま荒れていたり、
6年前までは風光明媚な田園地帯も今は荒れ放題であった。

東京が光、福島が影の構図である。

しかし、50年・100年レベルで考えると、
東京の高いビルなどの建物は、立て替えの時期となる。
それは、資産から負債になる瞬間である。

日本各地の豊かな田園地帯が、無機質なショッピングセンターに変るのも同じである。

誰もしあわせになれない社会を、いつまで突き詰めるのであろう。
結局、異常気象で大干ばつに見舞われない限り、変らないのかも知れない。

想像力の欠如がこの国の不幸である。


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